沖縄の働く人を元気に、未来をもっと健康に


島の保健室は、沖縄県宮古島を拠点に、企業の職場づくりを支援し、働く人が健康で安心して働ける環境を整える専門チーム です。

 

私たちの使命は、すべての人が安心して働ける職場をつくること。

 

身体の健康、心の健康、安全な職場環境——どれも欠かせない要素として支え合い、企業の安定経営や人材定着、人手不足対策にもつながる包括的なサポートを提供 しています。

そして、地域全体の健康寿命を延ばし、持続可能な労働環境を実現すること。

 

沖縄県が抱える短い健康寿命や生活習慣病、離島における医療・保健サービスの格差に向き合い、地域密着型のサポートを通じて、より良い職場を築くお手伝いをしています。

 

企業とともに、働く人が安心して活躍できる職場づくりを支援し、持続可能な労働環境を実現するために伴走型のサポートを行います。


島の保健室の特徴


1. 専門家チームによる質の高いサポート

保健師、管理栄養士、産業医、看護師、助産師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど、多分野の専門家が集結。

健康経営の推進、安全管理体制の整備、メンタルヘルス対策などあらゆる課題に対応します。

 

2. 地域密着型のアプローチ

沖縄や離島特有の課題に寄り添い、地域の企業だからできる実情に即した柔軟な支援を行っています。

また、行政や医師会、保険組合、労働基準監督署や経済団体などと連携を図りながら、職域における保健サービスの提供者として、地域の課題解決に向けた提言などを行っています。 

 

3. 離島地域の健康格差解消への取り組み

保健サービスが届きにくい地域にも積極的に足を運び、健康課題の解決を支援しています。

また、誰も取り残さない仕組みづくりを目指し、地域に根ざした継続的なサポートを行っています。


私たちが目指す未来


すべての人が働きやすい職場づくり


健康な職場環境は、企業の成長を支える基盤です。

私たちは、職場環境の改善や安全衛生管理を通じて、従業員が安心して働ける環境づくりを支援しています。

例えば、健診後のフォローの充実、メンタルヘルス対策、長時間労働の削減、労働災害の防止 に取り組むことで、従業員のストレスを軽減し、生産性の向上にもつなげます。

また、従業員が職場での役割に誇りを持ち、やりがいを感じられる環境づくりをサポート します。

産業保健サービスの格差を減らす


離島や地方では、産業保健サービスが十分に行き届かない現状があります。

こうした格差を解消するため、私たちは離島の中小企業や労働者に直接支援を届ける活動 を行っています。

例えば、多良間島では村と連携し、特定保健指導や健診後のフォローを実施することで、これまでサービスを受けられなかった層への支援が可能になりました。

また、今後は沖縄県や地区医師会、協会けんぽ、経済団体などと協力し、企業だけでなく地域全体が公平に健康支援を受けられる仕組みづくりを進めていきます。

産業保健サービスの地域格差をなくし、誰もが必要な支援を受けられる環境を整えていくことが私たちの使命です。

そして、地域全体の健康向上と活性化につなげ、持続可能な社会の実現を目指します。

沖縄県の健康寿命の延伸に貢献


沖縄県では、肥満やアルコール問題に加え、平均寿命や健康寿命の短さが大きな社会課題となっています。

特に、働き盛り世代の健康問題は、未来の労働力や地域の活力を損なう要因となるだけでなく、家族にも大きな影響を与えます。

私たちは、こうした現状を目の当たりにしてきた経験から、個人の意識改革も重要であると考えています。

一人ひとりが自分の未来を想像し、今できることに取り組めるように。 そのため、弊社では健康診断後の保健指導に特に力を入れ、早期治療や生活習慣の改善を促進しています。

引き続き、健康経営の推進や個人への支援を幅広く行うことで、県民全体の健康意識を高め、健康寿命の延伸につなげたいと考えています。

深刻な人手不足の解消


全国的な労働力不足が進み、人材確保の競争が激化しています。

この状況では、「人が辞めない職場づくり」 が最も重要な対策です。

私たちは、働き続けられる環境を整えることが、人手不足解消の鍵 だと考え、次の3つの環境整備 に取り組んでいます。

1. 心と体が健康を保てる環境

・ 健康問題による退職を防ぐため、従業員の心身の健康をサポート

2. 安心して働ける環境

・ ハラスメントの防止、風通しの良い職場づくり、長時間労働の是正

3. 安全な環境

・安全衛生管理体制の整備、労災ゼロを目指す職場づくり

人が辞めない職場をつくることは、企業の持続的な成長にもつながります。

私たちは、従業員が安心して長く働ける環境づくりを支援します。


具体的な取り組み


健康診断後の保健指導

有所見者への訪問保健指導を実施し、40歳以上には特定保健指導プログラムで支援しています。(協会けんぽほか)

 

安全衛生管理体制の整備

法律に基づく職場診断を行い、各企業の課題に応じた対策を提案。

高年齢労働者・外国人労働者の対応にも力を入れています。

 

 

メンタルヘルス対策

心の健康を守るため、1次予防(ストレスチェック・セルフケア研修)、2次予防(相談窓口の設置・ラインケア強化)、3次予防(復職支援) を中心に支援。

 

地域との連携強化

地域の職域保健の担当として、沖縄県や宮古島市と連携し、宮古地区の健康課題解決を推進。


主な連携機関


宮古島市、宮古保健所、宮古地区医師会、宮古労働基準監督署、沖縄産業保健総合支援センター、宮古地域産業保健センター、協会けんぽ沖縄支部、沖縄県労働基準協会宮古支部、沖縄県建設業協会宮古支部、伊良部商工会、宮古島商工会議所ほか。